《都知事選》“田中角栄の娘”、寿命144歳の96歳、警視庁から警告「個性派すぎる」候補者の主張

AI要約

東京都知事選挙の投票日が近づく中、小池百合子氏、蓮舫氏、石丸伸二氏、田母神俊雄氏を中心に激しい戦いが繰り広げられている。

他の候補者は知名度や実績の点で泡沫候補とみなされているが、選挙の行方は予測できないという政治ジャーナリストの指摘もある。

記事では未来党の木宮光喜氏とその借金帳消し政策、およびAIエンジニアの安野貴博氏とタレントの清水国明氏の合同街頭演説について紹介されている。

《都知事選》“田中角栄の娘”、寿命144歳の96歳、警視庁から警告「個性派すぎる」候補者の主張

 東京都知事選挙の投票日である7月7日に向けて、各候補者が熱戦を繰り広げている。

 現職の小池百合子氏、元参議院議員の蓮舫氏、安芸高田市の元市長である石丸伸二氏、元航空幕僚長の田母神俊雄氏の4名には注目が集まるが、そのほかの候補者たちについてはピンとこない。とある政治ジャーナリストは、

「やはり知名度や実績などが有権者の判断材料となることから、立候補者の大多数は当選の可能性が限りなく低い“泡沫候補”と見る向きもある。とはいえ、選挙とはわからないもの。その主張に耳を傾けるのも面白いと思います」

 という。そこで週刊女性は都知事選の“現場”を歩いた。

「すべての国民の利子つきの借金、住宅ローン、教育ローン、カードローンを全部、帳消しにします!」

 6月25日、JR八王子駅の北口でこう聴衆に呼びかけたのは未来党の木宮光喜氏。木宮氏は、借金を帳消しにする“令和の徳政令”を謳う。

 街頭演説を聞いていた若者からは「それなら借金しようぜ」との声も出た。木宮氏については気になる情報が。未来党の石川新一郎代表が、応援演説でこう話したのだ。

「過去に田中角栄という日本の総理大臣がおりました。その娘でないかとされているのが木宮光喜でございます」

 衝撃的な情報が明かされたが、これは事実なのか。演説後の木宮氏に話を聞いた。

「石川代表が調べてきて“角栄の娘”だと言うんです。DNA鑑定をしているわけでもないし、私としては、あまり騒がないでほしいと思っていて……。田中真紀子さんだって、ご迷惑でしょう」

 6月26日、午後2時に京成柴又駅前で合同の街頭演説を行ったのは、AIエンジニアで33歳の安野貴博氏と、タレントで73歳の清水国明氏。

 清水氏は「防災対策」を前面に打ち出す一方、安野氏は「テクノロジーで誰も取り残さない東京」を掲げる。40歳差となる2人の候補者は、街頭演説でお互いを認め、政策についても自らの知見から意見して議論を深めた。