大雨と猛暑のダブルパンチ 次の大雨はどのエリア? 東京は連日の熱帯夜に

AI要約

梅雨前線の停滞による大雨と土砂災害の警戒が必要

梅雨前線の北上により、東北で激しい雨が予想される

太平洋高気圧の影響で35℃以上の猛暑が気温予想される

大雨と猛暑のダブルパンチ 次の大雨はどのエリア? 東京は連日の熱帯夜に

きょう2日も梅雨前線は本州付近に停滞しています。西日本では今年一番の非常に激しい雨が降っていて、土砂災害に厳重な警戒が必要です。

このあとは梅雨前線がやや北上し、雨雲も徐々に北へ移動していく予想です。

最新の予想によると、きょう2日夜遅くには活発な雨雲は能登半島周辺にかかります。その後、3日の日中は東北で激しい雨が予想されています。これまでに降った雨や、1月の地震の影響で地盤が緩んでいるため、少しの雨でも災害発生の危険度が高まる恐れがあります。急な斜面など危険な場所には近づかないようにしてください。

3日にかけて梅雨前線が北上する理由は、いわゆる「夏の高気圧」である太平洋高気圧が一時的に勢力を強めるためです。上空1500m付近には、晴れれば猛暑日になる目安の暖気(画面上、赤で表示されているエリア)が西日本や東日本に流れ込みます。3日は、晴れる西日本から東海を中心に35℃以上の猛暑日となるでしょう。さらに湿度も高いため、かなり蒸し暑くなりそうです。

【3日の予想最高気温】

35℃ 名古屋、京都、大分、宮崎 など

34℃ 甲府、静岡、岐阜、富山、奈良、岡山、松山、福岡 など

週末にかけては太平洋高気圧の勢力が強く、梅雨真っ只中ですが、夏のような暑さとなりそうです。晴れが続く宮崎では、ほぼ毎日が猛暑日予想となっています。

さらに注目なのは、最低気温です。夜間も25℃を下回らない日を「熱帯夜」といいますが、東京は5日から7日にかけて、3日連続熱帯夜予想です。また、大阪や福岡など西日本では、最低気温が25℃を下回る日はほとんどありません。寝ているときに熱中症になることもあります。

▼夜間も暑さ対策を

・寝る前にコップ一杯の水を飲む

・扇風機やエアコンを使い、寝室の温度を調整する

・通気性の良い衣類や寝具を使う

快適な睡眠環境を整えて、厳しい暑さを乗り切りましょう。