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大雨発生のメカニズムは…「典型的な梅雨の大雨」 今後の広島の雨はどうなる 気象予報士・山本 剛弘
広島県で起きている大雨の原因とメカニズムについて気象予報士の山本さんが解説。
梅雨前線と太平洋高気圧の影響で広島県に大雨が降り続いている状況。
雨の量は減少するものの、再度雨雲が発達し広島県に降る可能性があるため土砂災害に警戒が必要。
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30日からの大雨ですが、お住まいの地域の情報が今どのようになっているか、最新の情報をチェックするようにしてください。
さて、ここからは気象予報士の山本さんに伝えてもらいます。山本さん改めて今回の大雨まずどういったメカニズムによるものなんでしょうか?
【気象予報士・山本 剛弘 さん】
「今回の大雨は、もう典型的な梅雨の大雨です。梅雨前線の影響で大雨が降ったというところなんですね。天気図なんですが梅雨前線が30日から1日にかけて山陰沿岸付近に停滞しているような状況です。その南には夏の太平洋高気圧があります。
太平洋高気圧の縁を回るように湿った空気が西日本付近に流れ込んできまして、広島県に大雨を降らせたっていうのが簡単な理由です。雲の様子を見ますと、その梅雨前線に沿うように東西に雲が連なっている状況がわかります。特に30日夜ですね。1日未明にかけて広島県が激しい雨が降りました。
今回は、その発達した雨雲がちょうど広島県を通り抜けていく、そういった状況になりまして、広島県でかなり雨が降りました。1日日中行った雨も弱まっているんですが、まだ完全に止んだような状況ではありません。この雨でかなりの雨量が増えているところがありまして、100ミリ以上の地域が結構広い範囲に広がっておりますね。
特に雨雲がかかり続けた県の南西部で雨量が増えてるような状況です。土砂災害の危険、まだ警戒地域が広島市の周辺に残っている状況です。このあと雨が止んでくればこういった地域が減ってくるんですが、実はまた今夜雨が降りやすくなってきそうなんですね。
この時間はまだ広島県内雨雲そんなに発達したものはないんですが、2日の明け方にかけて再び発達した雨雲が広島県にかかってくる可能性があります。この後の雨の量、明日2日の夕方までに50ミリから多いところでも100ミリくらい。30日のような激しい雨は降らないとは思うんですが、
もう既に地盤が緩んでますからね、危険地域が再び増える可能性があります。この雨、明日2日の夜には止んでくるんですが、その後も梅雨前線が西日本付近に停滞しやすい状態続きます。またいつ雨が降るかわからない状況続きますから、引き続き雨の降り方注目しておいていただきたいと思います」