日本海側で激しい雷雨 土砂災害に警戒を 3日(水)は西日本や東海で厳しい暑さ

AI要約

西・東日本では激しい雷雨が続く見込みで、土砂災害や河川の増水に警戒が必要。

九州北部や山口県では土砂災害の危険度が高まっている。東日本でも午後に雨脚が強まり、傘が必要になるかも。

明日は西日本や東海が晴れるが、九州や近畿、東日本では35℃以上の猛暑日となる見込み。

日本海側で激しい雷雨 土砂災害に警戒を 3日(水)は西日本や東海で厳しい暑さ

 梅雨前線や暖かく湿った空気の影響で、西・東日本はきょう(火)午後も日本海側を中心に激しい雷雨の所がある見込み。土砂災害や河川の増水などに警戒が必要で、落雷や突風にも注意が必要だ。なお、北陸や東北の日本海側は、3日(水)~4日(木)に雨の強まる所があり、北陸は5日(金)にかけても大雨が長引くおそれがある。

 午前中は九州北部と山口県で激しい雨が降り、この時間も土砂災害の危険度の高まっている所がある。発達した雨雲は東に広がっていて、午後は近畿でも雨脚の強まる所がある見込み。夕方以降は、東日本も傘が必要になりそうだ。なお、きょうは九州~沖縄で気温が高く、九州南部は35℃前後まで上がる所があるため、万全な熱中症対策が必要となる。

 あす(水)は梅雨前線が日本海へ北上するため、西日本や東海は晴れの区域に入り暑さが厳しい見込み。九州だけでなく、近畿や東日本でも35℃以上の猛暑日の所がありそうだ。一方、関東は明け方まで雨で、東北は午後から日本海側で局地的に激しい雷雨のおそれがある。夜以降は前線の南下に伴い、北陸にも発達した雨雲がかかり、北陸は4日(木)朝にかけて雨量が一気に増える所がありそうだ。

 4日(木)の日中、日本海側の雨は小康状態となるが、太平洋側を中心に猛烈な暑さが予想される。とくに、東日本は山越えの風で高温となりやすく、静岡県や山梨県、関東の内陸で35℃以上の猛暑日となりそうだ。なお、4日(木)夜遅く~5日(金)は、北陸を中心に再び発達した雨雲が流れ込む見通し。北陸は週末以降も、断続的に雨が強まることが予想されるため、今後の気象情報に注意が必要となる。

 

(気象予報士・高橋和也)