JR信越線で運転士が居眠り、松井田駅で30mオーバーラン…ホームに入ったところで非常ブレーキ

AI要約

JR東日本高崎支社が発表したところによると、信越線の電車が運転士が居眠りで停車位置を大幅にオーバーランした事故が発生した。

運転士は電車の非常ブレーキをかけ、乗客にけがはなかったものの、多くの乗客に影響を与える事態が発生した。

運転士は「睡魔が襲った」と話しており、JR東日本高崎支社は指導を徹底するとしている。

 JR東日本高崎支社は28日、信越線の高崎発横川行き下り普通電車(4両編成)の20歳代男性運転士が居眠りし、松井田駅(群馬県安中市松井田町八城)を約30メートルオーバーランしたと発表した。正しい停車位置からは、約177メートル越えて停止したという。

 発表によると、運転士は28日午前8時25分頃、ホームに入ったところで目が覚め、非常ブレーキをかけたという。乗客約60人にけがはなかった。

 松井田駅を過ぎて停車していた電車は踏切の誤作動を防ぐため、次の西松井田駅まで走行し、6分遅れで到着した。松井田駅で降りる予定だった約50人は西松井田駅で上り電車に乗り換えた。同支社によると、運転士は「睡魔が襲った」と話しているといい、「改めて指導を徹底する」としている。