別府市の大学生ひき逃げ、容疑者の現在の顔立ちは…大分県警がひげや眼鏡加えた似顔絵6種類公開

AI要約

大分県別府市で男子大学生がひき逃げ事件から2年が経過し、遺族らが殺人容疑への変更を求めて県警に署名を提出。

公訴時効を避けるため、遺族らは殺人容疑への変更を求めており、現在の容疑者の似顔絵を公開して情報提供を呼びかけている。

事件はひき逃げ事件であり、容疑者は公開指名手配されている。情報提供は別府署へ。

 大分県別府市で男子大学生(当時19歳)が死亡したひき逃げ事件から29日で2年となるのを前に、大学生の遺族や友人ら13人が28日、県警別府署を訪れ、公開指名手配中の元会社員、八田與一容疑者(27)の容疑を道交法違反(ひき逃げ)から殺人などに変更するよう求める7万7478人分の署名を提出した。県警は現在の顔立ちを予想した6種類の似顔絵を公開し、情報提供を呼びかけている。

 ひき逃げの公訴時効は7年で成立するため、遺族らは時効のない殺人容疑などへの変更を求めている。署名を手渡した大学生の母親の友人は「全国の警察官には攻めの捜査をしてほしい」と訴えた。同署の小沢直浩刑事官は「総力を挙げて取り組む」と応じた。

 県警が作成した似顔絵は前髪を上げたり、ひげや眼鏡を加えたりしており、チラシなどに掲載する。

 事件は2022年6月29日夜、別府市内の県道で発生。八田容疑者は軽乗用車で信号待ちのバイク2台に追突し、原付きバイクの大学生を死亡させたなどとして、県警が公開指名手配。警察庁も昨年9月、重要指名手配容疑者に指定した。情報提供は別府署(0977・21・2131)へ。