交差点に巨大な鉄塔!?「鉄塔の真下を車で通れる」全国的にも珍しい埼玉県の奇妙な道の謎に迫る

AI要約

東京・埼玉にある奇妙な道「奇道」について紹介。東京都練馬区にある謎の一方通行道路や埼玉県鴻巣市に位置する高さ43mの鉄塔が立つ交差点などを紹介。

練馬区の一方通行道路は、昔から通学路だった畦道が拡幅された結果、現在の車道が完成しているが、進行せずに信号機やガードレールが設置されたままの状況を紹介。

鴻巣市の交差点にそびえ立つ高さ43mの鉄塔は、昭和49年に建てられ、街のシンボルとして親しまれている。車で鉄塔の真下を通過できる不思議な構造について解説。

交差点に巨大な鉄塔!?「鉄塔の真下を車で通れる」全国的にも珍しい埼玉県の奇妙な道の謎に迫る

全国の道に特化したバラエティ番組『道との遭遇』では、道マニアがイチオシの道をご紹介。今回は、東京・埼玉にある奇妙な道"奇道(きどう)"を巡りました。(この記事では道情報だけをまとめてご紹介します)

東京都練馬区の練馬春日町駅近くを走る都道441号、通称「富士街道」の南には、車道なのに車が入れない謎の一方通行道路が存在。信号機とポールで入口を塞がれ、完成しているはずなのになぜか通行できません。

使われていないはずの車道なのに、舗装は新しく保たれ、路面には「止まれ」と書かれています。また、標識にはカバーがかけられ見えないようになっており、一方通行の出口となる反対側にはガードレールが設置され封鎖されています。

地元の方によると、その奇道はかつて狭い畦道(あぜみち)で昔から通学路だったそう。児童の安全のため住民が土地を寄付し、平成8年(1996年)に道路が拡幅。平成30年(2018年)に現在の車道が完成しました。

しかし、畦道の幅に合わせ設置されていた信号機は残り、6年経った今でも撤去されていないとのこと。

2010年の計画より進められている富士街道の拡幅工事に合わせ、この奇道に残る信号機の撤去が予定されていましたが、用地買収の問題により計画が難航。

車道が造られて約6年、標識は隠され、ガードレールで塞がれた悲しい状態のままこの奇道は今でも開通の時を待ち続けています。

東京都によると、工事にはあと5年ほどかかるそうですが、その暁には信号機が撤去され新たに交差点として生まれ変わるそうです。

埼玉県鴻巣市(こうのすし)には、交差点に"あるもの"がそびえ立つ迫力満点な奇道が存在。JR吹上駅の南に位置する富士見通りを進むと、交差点の真上に高さ43mの鉄塔がそびえ立っています。

「全国的にもかなり珍しい」と道マニアが言うほど不思議なこの奇道。交差点を囲むように造られたコンクリートの土台に鉄塔がそびえ立ち、さらにその真下を車で走行できます。

地元の方によると、約45年前から首都圏のベッドタウンとして発展してきた鴻巣市。多くの土地が住宅へと変わる中、交差点を有効活用し、この鉄塔が昭和49年(1974年)に建てられたそう。今でも街の繁栄のシンボルとして親しまれています。

6月11日(火)午後11時56分放送 CBCテレビ「道との遭遇」より