天皇陛下が「ジャパン・ハウス ロンドン」訪問…在留邦人や日本とゆかりのある英国人と懇談も

AI要約

天皇陛下はロンドン市内にある日本の対外発信拠点「ジャパン・ハウス ロンドン」を訪問し、日本の魅力や文化を紹介する施設で特別展を視察された。

展示では、日本のクリエイターによるデザインやラグビー日本代表のユニホームが紹介され、陛下は驚きを示された。

また、宿舎で在留邦人や英国人と懇談した際に、名門のバーミンガム市交響楽団の首席指揮者やオックスフォード大名誉教授と交流され、皇后さまは医師の判断で出席を控え、宿舎で過ごされた。

 【ロンドン=水野祥】英国訪問中の天皇陛下は23日、ロンドン市内にある日本の対外発信拠点「ジャパン・ハウス ロンドン」を訪問された。日本の魅力や文化を紹介する施設で、日本のデザインを紹介する特別展を視察された。

 日本のクリエイター7人が選んだ展示の中には、ラグビー日本代表のユニホームもあり、選手の体に合うよう立体的なデザインで作られていると説明を受けた陛下は、「3次元?」と驚いた様子で見られていた。

 その後、宿舎に戻り、在留邦人や日本とゆかりのある英国人と懇談。名門のバーミンガム市交響楽団で首席指揮者を務める山田和樹さん(45)に「バーミンガムはとてもいいコンサートホールがありますね」などと声をかけられた。

 この日出席したオックスフォード大名誉教授のアーサー・ストックウィンさん(88)は、陛下が留学中にセミナーを受講し、夕食を共にしたこともあったといい、陛下は「お会いできてとてもうれしいです」と喜ばれていた。

 皇后さまはこの日、医師の判断で行事への出席を控え、宿舎で過ごされた。宮内庁によると、出発前の準備や長時間の移動で、少し疲れが出ているという。