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天皇陛下、ロンドンで日本の文化発信拠点「ジャパン・ハウス」視察
天皇陛下がロンドンの「ジャパン・ハウス」を訪れ、「見つけよう日本のデザイン」展を視察。
展示では日本人デザイナーによる様々なデザインが紹介され、陛下は特にラグビーのユニホームに興味を示す。
到着時には日本人や市民らが歓声を上げ、陛下の訪問が祝福された。
![天皇陛下、ロンドンで日本の文化発信拠点「ジャパン・ハウス」視察](/img/article/20240624/66784b3da8da4.jpg)
訪英中の天皇陛下は23日、日本の文化発信拠点としてロンドンに開設された「ジャパン・ハウス」に足を運び、開催中の「見つけよう日本のデザイン」展を視察した。
同展は、映像作家や建築家、ファッションデザイナーなど世界で活躍する7人の日本人が、日本各地から選んだデザインを展示。縄文時代の土器から、2019年のラグビーワールドカップの日本代表チームのユニホームまで、さまざまなものを取り上げている。
陛下は、ラグビーのユニホームが、体を包み込むように立体的に製作されていると聞くと驚いた様子だった。このユニホームを製作した富山県の会社は、地元のあんどん祭りのあんどんが立体的に製作されていることにヒントを得て、立体的にスポーツウェアを製作し始めたという。陛下は「この祭りに行ったことがあります」などと興味深そうに説明に耳を傾けていた。
「ジャパン・ハウス」前には英国在住の日本人やロンドン市民らが集まり、陛下が乗った車が到着すると歓声があがった。(ロンドン=中田絢子)