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天皇陛下がロンドンの日本文化発信拠点を視察 現地の日本人とも面会
天皇陛下はロンドンのジャパン・ハウスを視察し、石川県の輪島塗やろうそくなどを熱心に見学。
宿泊先のホテルでは英国で活躍する日本人と面会し、ロイヤル・バレエの平野亮一さんに声をかける。
バッキンガム宮殿での歓迎式典を控え、日英の両国旗が掲揚され歓迎ムードが盛り上がる。
![天皇陛下がロンドンの日本文化発信拠点を視察 現地の日本人とも面会](/img/article/20240624/6678adadccc82.jpg)
英国訪問中の天皇陛下は23日午後(日本時間同日夜)、ロンドンの目抜き通りケンジントン・ハイストリートにある日本文化の発信拠点「ジャパン・ハウス ロンドン」を視察された。
日本政府が2018年に開設した施設で、館内は一部が日本各地の名産品を集めたショップになっている。陛下はサム・ソーン館長の案内で、能登半島地震で被害を受けた石川県の輪島塗やろうそくなどを熱心に見ていた。
宿泊先のホテルでは、英国で活躍する経済界や文化人ら12人の日本人と面会した。ロイヤル・バレエのプリンシパル(最高位)で、けがのためリハビリ中だという平野亮一さんには「動きが激しいですからね。お体を大切にご活躍をお祈りしております」と声をかけていた。
学術や文化などの分野で日本とゆかりのある英国人10人との面会もあった。陛下は英語で会話し、留学中にセミナーを受けたことがあるというオックスフォード大のアーサー・ストックウィン名誉教授とは再会を喜びあっていた。
25日にはバッキンガム宮殿で歓迎式典が開かれる。宮殿前の大通り「ザ・マル」には日の丸と英国のユニオンジャックの両国旗が掲揚されており、歓迎のムードが盛り上がりつつある。【ロンドン山田奈緒】