藤井聡太七冠“八冠返り咲き”への道のりは? 師匠の杉本昌隆八段「可能性は5割前後…」 結構過酷なリターンマッチ

AI要約

将棋の八大タイトル戦は、1年間で2つのタイトルが同時進行しており、藤井聡太八冠の過酷なスケジュールが明らかになっています。

藤井聡太八冠が全てのタイトルを防衛し、再び叡王に挑戦して八冠に返り咲くためには、過酷なリターンマッチを乗り越える必要があります。

リターンマッチは段位別予選から始まり、挑戦者を決定する16人トーナメントまで続き、藤井聡太も本戦から参戦する厳しい道のりを進むことになります。

藤井聡太七冠“八冠返り咲き”への道のりは? 師匠の杉本昌隆八段「可能性は5割前後…」 結構過酷なリターンマッチ

(若狭敬一キャスタ-)

“藤井八冠”にまた戻るためには過酷なスケジュールなんですね、確認しておきましょう。

■将棋の八大タイトルは・・・2つのタイトルがほぼ同時進行!

(柳沢彩美アナウンサー)

はい、将棋のタイトル戦は4月から3月までで1年なんですけれども、「叡王」は6月20日に終わりました。「名人」は藤井さんが防衛をして今年度は終わっています。

この後なんですが、まず「棋聖戦」、今戦っている途中です。さらに7月6日から始まるのは「王位戦」。常にこの1年の中で2つのタイトルが、ほぼ同時進行している。その後は「王座」、「竜王」、そして「王将」、「棋王」というふうに進んでいきます。こうしてみると杉本さん、この全部を防衛するのも大変だなと思いますが。

(師匠の杉本昌隆八段)

全てを防衛して、また来年叡王に挑戦して、ということですけれど、全勝しなければいけないわけではなくて、タイトル戦だから今回の叡王戦のように、1つ余分に勝てばいいわけなんですね。だから、七番勝負なら4勝3敗、五番勝負は3勝2敗でね、乗り越えて1年経って、叡王に挑戦して、伊藤匠叡王に勝てば、再び八冠です。

■叡王返り咲きへの道は・・・結構過酷な“リターンマッチ”

(若狭キャスター)

そうですね。ただそのリターンマッチは過酷なんですよね、大石さん。

(大石邦彦アンカーマン)

そうなんです。その道のりなんですけれど、これ、来年度挑戦までの流れを見て

みますと、まずプロ棋士166人で、段位別予選を行います。段位別というのは九段なら九段、杉本師匠のように八段なら八段でトーナメントを行って、これで12人選ばれるんですね。そして本戦に臨みます。この本戦はシード4人を含む16人で挑戦者を決めるんです。シード権のある人っていうのは、前年度成績が良かった人、+ディフェンディングチャンピオンですから、藤井さんも本戦から参戦なんです。ただ、16人で今度はトーナメントなんですね。負けたら終わりのトーナメント、

プレッシャーかかりませんか杉本師匠?