東京都知事選告示、少子化・防災…主要4候補の第一声は

AI要約

小池百合子氏が、過去8年間の実績を振り返りつつ、都民の命と暮らしを守る決意を示す。世界で一番の都市、東京の確立を目指すと述べる。

石丸伸二氏は若さを武器に、新しい時代の訪れを実感し政治に関わっている。若さが時代を動かすチャンスであると訴える。

田母神俊雄氏は、災害に強い街をめざすことを掲げる。

20日告示された東京都知事選(7月7日投開票)の主要な候補者の第一声は以下の通り。

■小池百合子氏 世界で一番の都市に

「2期8年を振り返ると、都民の命と暮らしを守るために全身全霊で取り組んできた。新型コロナ対策や、その中での2021年の東京五輪の開催。何とか都民の命を守り、コロナから脱出できるよう歩みを進めた。この8年間で東京は確実に進化をしている。待機児童を減らし、首都直下地震に備えての耐震化を進めた。子育て支援政策では、所得制限を外すという大きな決断をした。社会で子供を育てていく機運をつくり、国をも動かしている。時代は毎日変化を続けている。今、立ち止まり、立ちすくむ余裕はない。行財政改革では、8年間で8100億円の財源をひねり出し、これからの時代をつくるための予算に振り替えた。3期目の目標は、世界で一番の都市、東京の確立だ。キーワードは首都防衛。都民の命を守り、暮らしを守る。経済の発展、防災、快適な長寿社会を実現する。女性の活躍やデジタル化もまだまだだ。課題は山ほどあるが正面から向き合っていきたい。そして東京をもっとよくしていく。都民のために、都民とともに進めていきたい」(東京都新宿区の選挙事務所)

■石丸伸二氏 時代動かすチャンス

「ここにお集まりのみなさんが私を知ったのは、最近のことだと思う。この1年、2年、インターネットを通じてこれほどまでに大きな人の輪が広がっている。もう既に新しい時代が日本においても始まっていると感じる。石丸伸二はいま41歳。政治家としてはまだ4年だ。しかし今、世界に目を転じれば、若い世界各国のリーダーが生まれている。さかのぼれば、ナポレオン・ボナパルトは(フランスの)皇帝になったのは30代だ。何かを変えるのに、動かすのに若すぎるということはないはず。みんなで時代を動かせるチャンスがきている。優しさという言葉がある。人を憂うと書いて優しさ。しかしそれが、政治を見渡したとき、感じられなくなってしまっていたと思う。そうした政治を私たちが許してしまっていたのではないだろうか。その意味で改めて、私から東京都民に、そして全国民に問いたい。みなさんは何を願うのか、何を選ぶのか。よりよい政治、よりよい東京、そしてよりよい未来の日本。そのために、まずは私たちが動いていこう」(東京都新宿区の選挙事務所前)

■田母神俊雄氏 より災害に強い街へ