東京都知事選きょう告示、立候補の事前審査54人…小池百合子知事の評価や少子化・防災など争点

AI要約

東京都知事選が告示され、小池百合子知事を含む複数の候補者が出馬を表明。過去最多の候補者数が予想される中、都政運営や少子化問題、首都直下地震への対応が争点となっている。

小池知事は実績を強調し、東京大改革の継続を訴える一方、他の候補者は若者支援や政治改革を掲げ、それぞれの政治ビジョンを訴えている。

日本記者クラブが4氏による共同記者会見を開催し、それぞれが自身の政策や公約について訴えた。

 東京都知事選は20日、告示される。3選を目指す小池百合子知事(71)による都政運営への評価、深刻化する少子化問題、首都直下地震への対応などが主な争点となる。投開票は7月7日。

 これまでに、小池氏のほか、立憲民主党を離党した参院議員の蓮舫氏(56)、広島県安芸高田市前市長の石丸伸二氏(41)、元航空幕僚長の田母神俊雄氏(75)らが出馬を表明している。都選挙管理委員会によると、19日夕時点で立候補届け出に必要な書類の事前審査を済ませた人は54人に上り、候補者は過去最多だった前回2020年の22人を大幅に上回る見通し。

 一方、日本記者クラブは19日、小池、蓮舫、石丸、田母神の4氏による共同記者会見を開催した。

 小池氏は、2期8年の実績を強調して「東京大改革の歩みをさらに進めていく」と強調。蓮舫氏は、若者の手取り収入増などを掲げ、「若い人たちが何かを諦めないで済む東京を作らないといけない」と主張した。石丸氏は「東京の政治が変われば日本の政治が変わる」と呼びかけ、田母神氏は「どの人が公約通り実行してくれるのか判断してもらいたい」と訴えた。