商店街のツバメを守れ 店舗が“住環境”整備 日本野鳥の会が感謝状

AI要約

長崎県佐世保市の商店街でツバメの営巣や子育てを見守っている取り組みに感謝状が贈られた。

商店街には約10カ所にツバメの巣があり、各店舗がツバメの生息環境を整備している。

この取り組みにより、過去10年でツバメの数が増加し、商店街でツバメに関する話題が広まっている。

商店街のツバメを守れ 店舗が“住環境”整備 日本野鳥の会が感謝状

 店舗軒先のツバメの営巣や子育てを見守っている長崎県佐世保市の佐世保俵町商店街協同組合(36店舗)に19日、日本野鳥の会が感謝状を贈った。同組合の川下雄太郎理事長は「以前から各店がツバメを見守ってきたが、表彰されるとは思ってもみなかった」と喜びを語った。

 商店街には約10カ所にツバメの巣がある。各店は、巣の下に板やかごを設置してヒナやフンの落下を防いだり、天敵のカラスの飛来を防ぐためのネットを取り付けたりして、ツバメの“住環境”整備を援助している。

 この10年でツバメは増加し、商店街では「ツバメが戻ってきた」「ヒナが巣立った」などツバメが話題になっているという。【綿貫洋】