食物アレルギーで女児搬送、三重 米粉パンに小麦、認定こども園

AI要約

三重県名張市の認定こども園で小麦アレルギーの女児が米粉パンを食べてアナフィラキシーを起こし、救急搬送される事件が発生。

女児は処置を受けて回復。園側は原材料確認を怠り、小麦を含まないと誤解したことを認める。

事故後、パンに小麦が含まれていることが判明し、今回が初めての提供だった。

 三重県名張市の認定こども園で5月、おやつとして提供した市販の米粉パンを食べた女児が重いアレルギー症状のアナフィラキシーを起こし、救急搬送されたことが20日、市への取材で分かった。女児は小麦アレルギーがあるが、パンに小麦が含まれていた。女児は処置を受けて回復した。園側は「小麦を含まないと思い、原材料確認を怠った」と説明している。

 市によると、5月30日午後、「名張きぼうのこども園」で、女児に発疹が出て顔が赤くなっていることに担任が気付いた。アナフィラキシーを疑い、1時間ほど前に提供した米粉パンを確認すると、小麦を含むことが判明した。このパンは初めて提供していた。