立民代表、衆院解散を要求 首相「政治にはコスト」 3年ぶり党首討論

AI要約

岸田文雄首相と野党党首による党首討論が国会で行われた。泉氏は政治改革や衆院解散・総選挙について追及し、首相は結果重視を強調した。

首相は政治資金規正法改正に関して政治資金の必要性を強調し、政策活動費の使い方について説明した。憲法改正についても泉氏に対し責任ある対応を求めた。

党首討論は3年ぶりに開催され、首相と泉、馬場、田村の3氏による初めての対面となった。

 岸田文雄首相(自民党総裁)と野党党首による党首討論が19日、国会で行われた。

 立憲民主党の泉健太代表は政治改革に対する首相の姿勢を追及した上で、衆院解散・総選挙に踏み切り、国民の審判を仰ぐよう要求。首相は「結果を出していくことに専念する。それ以外のことは考えていない」と述べるにとどめた。

 首相は自民派閥の裏金事件を受けた政治資金規正法改正に関し、「政治にコストがかかるのは当然だ」と述べ、政治資金の必要性を強調。政策活動費について「政治活動の自由と国民の知る権利のバランスの中でつくった制度に基づき使っていく」と述べた。

 また、泉氏に対して「憲法改正で責任ある対応をお願いしたい」と求めた。

 泉氏に続き、日本維新の会の馬場伸幸代表、共産党の田村智子委員長、国民民主党の玉木雄一郎代表が討論に臨む。

 党首討論の開催は2021年6月以来3年ぶりで、首相と泉、馬場、田村の3氏にとって初めて。衆参両院の国家基本政策委員会の合同審査会として、衆院の委員会室を使って開かれた。