次期首相首位の石破茂氏に「政治改革」への高い期待 トップ3は再び「小石河」が占める

AI要約
産経新聞社とFNNの合同世論調査で、次期首相についての支持率が発表された。石破茂元幹事長が16・4%で首位に立ち、小泉進次郎元環境相が続いた。政治改革への取り組みを望む層からも支持を集めた。自民党支持層では小泉氏が人気であり、野党支持層では石破氏が高い支持率を獲得。石破氏は政権交代を希望する層からも支持を得ている。前回調査で3位に位置していた上川陽子外相は後退し、高市早苗経済安全保障担当相は順位を上げた。加藤勝信元官房長官の次期総裁選への関心がうかがえるが、ポイントは伸びなかった。
次期首相首位の石破茂氏に「政治改革」への高い期待 トップ3は再び「小石河」が占める

産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査で、次の首相に誰が最もふさわしいかを尋ねたところ、首位は自民党の石破茂元幹事長(16・4%)で、次に小泉進次郎元環境相(14・6%)が続いた。河野太郎デジタル相は8・4%で5カ月ぶりに3位に入り、再びトップ3を「小石河」が占める構図となった。

支持政党別で見ると、自民支持層の1位は20・5%で小泉氏だった。野党では石破氏の人気が高く、立憲民主党支持層の27・3%、日本維新の会支持層の16・1%の支持を集め、いずれも1位だった。石破氏は、今の野党を中心とした政権交代を望む層でも19・5%と高い支持を集めた。

また、首相に取り組んでほしい政策を尋ねる質問に「政治資金規正法改正などの政治改革」と答えた層で、石破氏は22・7%と断トツの支持を得て、〝改革〟のイメージが強いこともうかがわせた。

他方、2月の調査で急浮上し前回調査(5月18、19両日)まで3位につけていた上川陽子外相は5・6%で6位に後退。高市早苗経済安全保障担当相は6・3%で4位に順位を上げた。

菅義偉政権を閣僚として支えた萩生田光一前政調会長、加藤勝信元官房長官、武田良太元総務相の頭文字を取った「HKT」の一角である加藤氏は次期総裁選への意欲をうかがわせるが、0・3%とふるわなかった。また、ポスト岸田への意欲を見せる茂木敏充幹事長は前回の1・5%から0・4%とポイントを落とした。(末崎慎太郎)