患者の電子カルテや手術画像を大学院生がSNS投稿…名古屋大付属病院が公式HPで公表

AI要約

名古屋大医学部付属病院で学生が患者情報をSNSに投稿していたことが明らかになった。

学生は患者の電子カルテの画面を撮影し、投稿していたが情報の不正利用は確認されていない。

病院は個人情報保護と倫理教育を徹底し、再発防止に努めるとしている。

 名古屋大医学部付属病院(名古屋市昭和区)は、同大大学院医学系研究科の学生が、患者2人の電子カルテの画面を映した写真などをSNSに投稿していたと明らかにした。公式ホームページで14日に公表した。

 発表によると、学生は2020年3月、患者2人の氏名や入院診療科名、日時が映っている電子カルテの画面を写真に撮り、SNSに投稿した。2人とは別の患者についても、個人が特定できない手術画像などを投稿していた。いずれの投稿もすでに削除されており、情報の不正利用は確認されていないという。

 同病院の丸山彰一病院長は「関係する皆様に深くおわび申し上げる。個人情報保護と倫理教育を徹底し、再発防止に努める」としている。