「ポークカレー」などご飯抜きに…麦ご飯に「脱酸素剤」 横浜市の中学校給食約5700人分に影響
横浜市内の中学校で、およそ5700人分の給食のご飯が提供されなかったことがわかりました。
給食を担当する業者が調理した麦ご飯に脱酸素剤が混入していたため、提供が中止されました。
影響を受けた22校の中学校では一時的にご飯の提供が停止され、簡易的なメニューで暫定対応が行われました。
横浜市内の中学校で、今月10日、およそ5700人分の給食のご飯が提供されなかったことがわかりました。
横浜市教育委員会によりますと、今月10日午前、市立中学校の給食を担当する「山路フードシステム」で、調理した麦ご飯に「脱酸素剤」が入っているのが見つかりました。この他にも行方不明の「脱酸素材」が1つあったことから、教育委員会は10日の麦ご飯の提供を取り止めました。
このため横浜市内の青葉区、都筑区、中区の市立中学校22校で5733人分の給食に影響が出ました。
ほとんどの学校で「ポークカレー」「チーズオムレツ」「汁物」などご飯抜きのメニューとなりました。
11日以降は安全が確認されたとしてご飯の提供が再開されています。
13日の会見で横浜市の山中竹春市長は「再発防止を含めて事業者に指示を徹底する」としています。