「恒心教」の元大学院生に懲役3年の実刑判決 大学爆破予告事件で東京地裁

AI要約

元大学院生が都内の大学に爆破予告などのファックスを送り、業務を妨害した罪で懲役3年の実刑判決を受けた。

佐藤直被告は特定集団に属し、身勝手な動機で違法行為を重ねたとされ、検察は懲役5年を求刑したが、裁判所は3年の実刑判決を下した。

裁判所は佐藤被告の責任を重く見ながらも、寛大な判決を下し、違法行為への厳しい姿勢を示した。

「恒心教」の元大学院生に懲役3年の実刑判決 大学爆破予告事件で東京地裁

東京都内の大学に爆破予告などのファックスを送り、学校関係者の業務を妨害した罪などに問われている元大学院生に懲役3年の実刑判決が言い渡されました。

 元大学院生の佐藤直被告(23)は去年、都内の大学に「高機能爆弾を334個仕掛けたナリ」などと書かれたファックスを送信して、学校関係者の業務を妨害した罪などに問われています。

 これまでの裁判で、検察側は「特定の弁護士や関係者を標的とした嫌がらせを行う『恒心教(こうしんきょう)』と称する特定集団に属していた」などと指摘し、佐藤被告に懲役5年を求刑した一方、弁護側は寛大な判決を求めていました。

 東京地裁は13日の判決で、「集団に認められたいという身勝手な動機で、様々な違法行為を重ねた責任は重い」などと指摘し、佐藤被告に懲役3年の実刑判決を言い渡しました。