特殊詐欺を防ぎ感謝状の大学生、3度目の逮捕 受け子容疑を否認
AI要約
石川県警が高齢女性から300万円を詐取した男子大学生を詐欺容疑で再逮捕した。男子大学生は否認しており、特殊詐欺グループの一員と疑われている。以前は同様の手口の詐欺被害を防いで感謝状を受けていた。
男子大学生は共犯と共に80代女性を騙し、孫をかたる電話で現金をだまし取った疑いがある。男子大学生は代理人になりすまし、金況市内で現金を受け取ったとみられている。
男子大学生は紙袋を受け取り、知らない人に渡したが、中にはお金が入っていなかったと主張している。
高齢女性から現金300万円を詐取したとして、石川県警は東京都板橋区の男子大学生（23）を詐欺容疑で再逮捕し、11日に発表した。逮捕は３回目。県警は特殊詐欺グループの「受け子」とみているが、否認しているという。大学生はよく似た手口の詐欺被害を防いだとして3月、神奈川県警鶴見署から感謝状を受けていた。
石川県警組織犯罪対策課によると、男子大学生は東京都豊島区の男（23）=詐欺容疑で逮捕=らと共謀して4月22日、金沢市の80代女性宅に孫をかたって電話。「女性を妊娠させて示談金が必要」などとうそをいい、同25日までに3回にわたって現金をだまし取った疑いがある。同課は大学生が孫の代理人になりすまし、金沢市内で現金を受け取ったとみている。
男子大学生は「高齢女性から紙袋を受け取って知らない人に渡したことは間違いないが、中にはお金が入っていなかった」と供述しているという。（砂山風磨）
