保育士の男児切りつけで、鹿児島市が勤務先の認定こども園に指導監査…園は調査委員会設置へ

AI要約

鹿児島市の保育士が男児の首を切りつけた事件について、市は指導監査を実施することを決定。

同市内の400施設に事件の概要と適切な保育の徹底を呼びかける通達が行われる予定。

保護者説明会で女の勤務態度について報告され、女との関連を調査する第三者委員会が設置される。

 鹿児島市の認定こども園で男児の首付近を切りつけたとして、同園の保育士の女(21)が殺人未遂の疑いで逮捕された事件で、市は10日、認定こども園法などに基づき、同園に指導監査に入った。

 市によると、園長や保育士らから当時の状況について、聞き取り調査を実施した。市は11日にも、認可外を含めた市内の保育施設計約400施設に、事件の概要と適切な保育の徹底を呼びかける通達を出す方針。

 同園は9日、非公開で保護者説明会を開催。終了後、取材に応じた園側の代理人弁護士によると、女は2月から勤務し、4月からクラス担任となった。勤務態度は真面目だった一方で、日誌の記録などから、女のクラスは、他クラスに比べて擦り傷や切り傷を負う園児が多かったことが確認された。同園は今後、第三者を含めた調査委員会を設置し、女との関連も調べる。