ホンダに立ち入り検査 自動車不正判明から1週間 国交省

AI要約

自動車メーカー5社による型式指定の不正問題で、国土交通省がホンダ本社に立ち入り検査を行った。

国交省は他の4社にも立ち入り検査を実施し、不正の可能性を調査している。

ホンダでは過去に生産した22車種で不正が発覚し、騒音試験に規定を超える車両を使用したことが明らかになった。

 自動車の大量生産に必要な認証「型式指定」を巡り大手メーカー5社で不正が判明した問題で、国土交通省は10日、ホンダ本社(東京都港区)を道路運送車両法に基づき立ち入り検査した。

 立ち入り検査は4社目。

 不正判明から1週間。国交省は5社への立ち入り検査などで、事実確認と他にも不正がないかの洗い出しを進めている。完了した社から順次、不正があった計38車種の基準適合性の確認試験を開始。出荷停止となっているトヨタ自動車、マツダ、ヤマハ発動機の6車種は、適合性が確認されれば停止指示が解除される。

 ホンダで不正があったのは、いずれも過去に生産していた「フィット」など22車種。騒音試験で重量が規定値を超えた車両を使用するなどした。