遅れている梅雨 次の週末以降は本州でも雨雲発達 いきなり梅雨最盛期の大雨の可能性

AI要約

今年の梅雨入りは遅れており、大雨の可能性がある。

梅雨入りの時期は予報が不確定なものの、梅雨前線の北上が遅れている。

梅雨入りのタイミングや発達した雨雲がかかる地域は未定だが、長雨の季節は近づいている。

遅れている梅雨 次の週末以降は本州でも雨雲発達 いきなり梅雨最盛期の大雨の可能性

今年の梅雨入りは、遅れています。次の週末15日(土)以降は、前線が本州付近まで北上し、本州でも雨雲が発達することがあるでしょう。いきなり梅雨最盛期の大雨になる可能性があります。長雨の季節は近づいています。大雨になる前に、なるべく早い段階で備えをしておくよう、心がけてください。

今年の梅雨入りは、沖縄と奄美が5月21日ごろ、九州南部が6月8日ごろ、四国が6月9日ごろになりました。いずれも平年より遅い梅雨入りです。

九州北部地方、中国から関東甲信の平年の梅雨入りは6月上旬、北陸や東北南部、東北北部は6月中旬です。

今年は、太平洋高気圧の北への張り出しが弱いなどの影響で、梅雨前線の北上が遅れています。

梅雨入りの時期は、予報が定まりにくいことがよくあります。

今回も、予報に大きな幅があります。幅がある予報の一つとして、12日から13日頃、九州から関東付近に雨雲がかかることがあります。本州の南に前線が停滞するためで、関東甲信など梅雨入りの一つのタイミングです。ただ、前線の北上は顕著ではなく、場合によっては雨雲は陸地にほとんどかからず経過するため、梅雨入りするかは微妙です。

一方、沖縄や奄美では、次の週末にかけて、梅雨空が続き、発達した雨雲がかかることもある見込みです。総雨量が多くなる恐れもあります。

次の週末15日(土)以降、少なくとも一週間程度、九州から東北付近では雨が降り続くことがなくても、雨雲がかかりやすいでしょう。太平洋高気圧の北への張り出しが強まり、前線が本州付近に停滞するためです。

前線の北上は、12日から13日頃に予想される時より顕著で、前線の活動が活発になることもあるでしょう。これが二つめのタイミングで、まだ梅雨入りの発表がない地方で続々と梅雨入りの可能性があります。そればかりか、本格的な雨になることも考えられ、場合によっては、九州や四国、近畿の太平洋側や東海を中心に雨雲が発達することもあるでしょう。いきなり梅雨最盛期の大雨になる可能性もあります。

一時的に太平洋高気圧の北への張り出しがグッと強まることも考えられます。この場合は、雨雲が発達する地域は、北海道や東北、北陸付近になるでしょう。

二つめのタイミングで梅雨入りしなかった場合は、関東甲信などでは過去最も遅い時に並ぶ可能性があります。

梅雨入りのタイミングや発達した雨雲がかかる地域は、まだ定まっていませんが、長雨の季節は近づいています。