北海道の女子高生殺人、スマホに被害者が橋の欄干に座らされた動画…直後に転落か

AI要約

女子高校生が殺害された事件で、スマートフォンから犯行が撮影された動画が発見された。

内田容疑者と女は女子高校生を橋から転落させ、溺死させた疑いがある。

捜査では、女子高校生がトラブルを起こし、監禁され暴行を受けた後、橋に連れて行かれた経緯が明らかになっている。

 北海道留萌(るもい)市の女子高校生(17)が殺害された事件で、道警が回収した女子高校生のスマートフォンに、女子高校生が旭川市の橋の欄干に座らされている動画があったことが捜査関係者への取材で分かった。道警は、殺人容疑で逮捕した同市の無職内田梨瑚(りこ)容疑者(21)と知人の女(19)のいずれかが撮影し、直後に女子高校生を転落させたとみて調べている。

 内田容疑者と女は4月19日未明、女子高校生を同市郊外の神居(かむい)大橋から約10メートル下の石狩川に転落させ、溺死させた疑いが持たれている。

 これまでの道警の捜査では、女子高校生が内田容疑者の画像をSNSに転載したことを巡りトラブルとなり、内田容疑者と女らが女子高校生を車に監禁し、暴行を加えながら市内を連れ回した後、現場の橋に向かったことが確認されている。

 捜査関係者によると、女子高校生のスマホは橋から離れた場所で発見。端末は破損していたが、動画データが確認でき、女子高校生が謝罪させられている場面もあった。

 内田容疑者が事件後、複数の友人に「(女子高校生は)帰って行った」などとメッセージを送っていたことも判明しており、道警は内田容疑者らが証拠隠滅のためにスマホを破壊した可能性があるとみている。

 内田容疑者は調べに「(女子高校生が)橋から落ちたかは知らない。置いてきただけ」などと供述。19歳の女も殺人容疑を否認しているという。