長崎原爆の日「平和宣言文」核使用への危機感強調…長崎市が素案、7月6日に宣言文案まとめる

AI要約

長崎市は8日、長崎原爆の日の平和祈念式典で平和宣言文の素案を提示した。

核兵器の危険性や国際社会への訴え、日本政府への要求が表明された。

委員からの意見も取り入れ、7月6日に宣言文案をまとめる予定。

 長崎市は8日、長崎原爆の日(8月9日)の平和祈念式典で市長が読み上げる平和宣言文について、起草委員会(委員長・鈴木史朗市長、15人)の第2回会合で素案を提示した。

 素案では、ロシアによるウクライナ侵略や北朝鮮による核・ミサイル開発などに触れ、核兵器が使われることへの危機感を強調。国際社会に対し、核兵器廃絶への取り組みを進めるよう訴えた。日本政府には、核兵器禁止条約への署名、批准などを求めている。

 委員からは、「『長崎を最後の被爆地に』という言葉が必要」「日本政府に対し、核兵器廃絶に向けたリーダーシップを求めるべきだ」などの意見が出た。起草委は7月6日の最終会合で宣言文案をまとめる。