墜落ヘリ同型機記念切手「値打ちがあるのでは」発言の鹿児島県鹿屋市長、減給の条例案提案へ

AI要約

鹿児島県鹿屋市の市長が、海上自衛隊の哨戒ヘリコプターの墜落事故に関連する不適切な発言で減給処分を受けることになった。

市議会運営委員会での非公開会議でこの処分が伝えられ、市議会が条例改正案の採決に向けて動くことが発表された。

市長は過去の発言を謝罪していたが、今回の措置が取られることになった。

 海上自衛隊の哨戒ヘリコプターの墜落事故に関連する発言が不適切だったとして、鹿児島県鹿屋市の中西茂市長は7日、7月から減給3か月(10分の1)とする意向を市議会に伝えた。14日開会の市議会6月定例会に関連する条例改正案を提案する。

 複数の市議への取材によると、市が7日、非公開で開かれた市議会議会運営委員会で明らかにした。議運は開会日に条例改正案の質疑を行い、採決する方針を申し合わせた。

 中西市長は4月23日、墜落した哨戒ヘリと同型機を掲載した記念切手シートの贈呈を受けた際、「値打ちがあるのでは」などと発言。その後に発言を撤回し、海自側に謝罪していた。

 中西市長は7日、読売新聞の取材に対し、「詳しいことは記者会見や議会の場で説明したい」と話した。