東海沖の観測システム復旧 緊急地震速報も平常に

AI要約

気象庁は、東海沖の海底にある地震観測システムの障害が解消されたと発表した。緊急地震速報が一時的に遅れる可能性があったが、観測データの活用が再開された。

原因は静岡県御前崎市の地上の観測所でデータ時刻を記録する機器の問題だったが、復旧作業が進められ、問題は解決された。

気象庁は5日に発生した障害を修正し、海底の地震計からのデータを正確に受信・活用できるようになった。

 気象庁は7日、東海沖の海底にある地震観測システムで、5日に発生した障害が解消されたと発表した。周辺を震源とする地震で、緊急地震速報が最大13秒程度遅くなる恐れがあったが、7日午後4時から観測データを速報の発表に活用できるようになり、平常に戻った。

 気象庁によると、原因は海底の5カ所の地震計から地震波などのデータを受け取る静岡県御前崎市の地上の観測所で、データに時刻を記録する機器の問題だった。同庁が復旧作業を進めていた。