飯塚事件、再審開始認めず 女児2人殺害、2次請求審 弁護側「新たな証言」主張・福岡地裁

AI要約

1992年に福岡県飯塚市で起きた殺人事件で死刑が確定し、執行された久間三千年元死刑囚の第2次再審請求が福岡地裁で退けられた。

死刑執行後に再審開始を認める決定が出ていなかったが、弁護側は元死刑囚の関与を否定する新たな目撃証言などを新証拠として主張していた。

2次請求審での判断は再審開始の条件を満たしておらず、事件の真相が明らかになるまでさらなる法廷闘争が続く見通しとなった。

 1992年に福岡県飯塚市の小学1年の女児2人が殺害された「飯塚事件」で死刑が確定し、執行された久間三千年元死刑囚=執行時(70)=の第2次再審請求審で、福岡地裁(鈴嶋晋一裁判長)は5日、請求を退けた。

 

 死刑執行後に再審開始を認める決定が出ていれば初めてだった。2次請求審で弁護側は、元死刑囚の関与を否定する新たな目撃証言などが新証拠に当たると主張していた。