渋谷から人が流れてくるから…新宿区もハロウィーン路上飲酒を禁止へ

AI要約

新宿区の吉住健一区長は、ハロウィーン時期に路上飲酒を禁止する条例案を提出することを発表した。罰則はなく、施行は21日を予定。

条例案は10月31日~11月1日を禁酒期間とし、新宿3丁目や歌舞伎町1丁目で適用される。区が路上飲酒をしている人に注意したり、小売店に自粛を求めることができる。

昨年のハロウィーンで歌舞伎町周辺の人手が増加し、新宿区は事故防止を目的としてこの条例案を導入する。吉住区長は「過度な人の集中、酩酊などによる事故を防止する」と述べた。

渋谷から人が流れてくるから…新宿区もハロウィーン路上飲酒を禁止へ

 新宿区の吉住健一区長は4日、12日に開会する区議会に、ハロウィーン時期にJR新宿駅前や歌舞伎町周辺で路上飲酒を禁止する条例案を提出すると発表した。罰則は設けない。条例案が議決されれば21日の施行を予定している。

 条例案は路上禁酒とする期間を10月31日~11月1日とし、区域を新宿3丁目や歌舞伎町1丁目の中で定める。区が路上飲酒をしている人にやめるよう指導したり、小売店に酒の販売自粛へ協力するよう求めたりできる、といったもの。区長が必要と認める期間も設定できるとした。

 区によると、昨年のハロウィーンで、歌舞伎町周辺の人手が通年より数千人ほど増えたという。国内外からの観光客の増加に加え、隣接する渋谷区が「渋谷に来ないで」と呼びかけたことなどが影響したとみている。新宿区の吉住区長は「過度な人の集中、酩酊(めいてい)などによる様々な事故が防げれば」と、条例案のねらいを説明した。(土舘総一)