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雨の日の“通学ラッシュ渋滞” 傘をさした集団登校の子どもが「長い1列」に 車道で立ち止まってしまうことも…どうする?
名古屋市内で雨の日の集団登校する子どもたちの長い列についての報道。
雨の日の通学ラッシュによる安全上の問題や車との衝突について。
保護者や交通総務課から子どもたちへの注意喚起や安全対策の必要性について。
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ある雨の日に、名古屋市内で集団登校する子どもたちの「長い列」を見つけました。
雨の日特有の「通学ラッシュ」…ドライバーも注意が必要です。
名古屋市瑞穂区。
午前8時の小学生たちの集団登校の様子。
(矢野司記者)
「晴れた日の朝、小学生たちは2列になって集団登校していますが、雨の日になるとこの景色が一変します」
雨が降った日の午前8時…同じ場所には、信号交差点からずらりと並ぶ傘の列が。
(保護者)
「雨の日は1列で行かなければならないので、その分、列が長くなって、信号も渡れなくなり、もっと渋滞が起きてしまう」
子どもたちは、晴れの日は「2列」になって集団登校していますが、雨の日は傘に幅をとられるため「1列」で歩きます。
1人1人の間隔も空くため、列の長さは「倍以上」になるのです。
そのため、信号のある横断歩道を渡るのにも時間がかかり、長蛇の列に。
■通勤ラッシュの時間帯…大人が“子どもたちの列”を止めてしまうことも
この子どもたちが歩く通学路には2つの信号機があり、それぞれに列ができています。
交差点には交通指導員や保護者が立っているほか、子どもたちの通る歩道側にはガードレールが設置されるなど、一定の安全対策はとられていますが…
子どもたちは、車道の真ん中で立ち止まってしまうことも。
この様子を見たある警察官は、「車道で立ち止まるのは見過ごせない状況だ」と話しました。
信号交差点の100メートル手前…青になり、子どもたちが歩き出しますが、十数メートル歩いただけですぐに止まりました。
雨の日はいつも“信号待ちの大渋滞”です。
通りかかった大人が子どもたちの列を止めることも…通勤ラッシュの時間帯、当然、車も通ります。
学校側は教育委員会に対し、学校周辺での歩行者用の青信号の時間を延ばすよう要望していますが、すぐに改善が見込めない中、保護者は子どもたちにどのようなところに注意するよう教えればよいのでしょうか。
(愛知県警 交通総務課 山本清文次長)
「傘をさしたり、レインコートを着たりして、視界が遮られやすくなる。水たまりができて足元が悪くなるので、普段よりも視線が下に向きがちに。しっかり自分の存在がドライバーから見えているか確認して交差点を渡ったり、道路に出るように(子どもたちに)教えてあげてほしい」