子どもバス置き去り、電波で検知 村田製作所が開発、滋賀・野洲で
AI要約
滋賀県野洲市の幼稚園と小学校の送迎バスに、子どもの車内置き去り検知装置が導入された。村田製作所が開発したこの装置はWi-Fiを活用し、子どもが車内にいることを感知して異常時に警告する仕組みだ。
設置されたWi-Fiが子どもの動きを捉え、置き去り状態になると大きなブザー音が鳴り、関係機関に通知が届く。野洲市や地元行政が事故を未然に防ぐために期待している。
村田製作所は5年前からこの技術開発に取り組んでおり、22年の静岡県の置き去り死亡事件を受けて、野洲市が製品開発を要請した経緯がある。
滋賀県野洲市の幼稚園と小学校の送迎バスで3日、村田製作所が開発した子どもの車内置き去り検知装置の本格運用が始まった。Wi―Fiの電波を活用する。野洲市で開かれた装置の贈呈式で栢木進市長は「事故を防いでくれると期待している」と話した。
車内2カ所に設置したWi―Fiが、子どもの寝返りや手足の動きを捉えて車内にいることを感知する仕組み。置き去り状態になると車内で大きなブザー音が鳴り、幼稚園や市教育委にメールで通知が届く。
村田製作所は約5年前から技術開発に取り組んできた。22年に静岡県牧之原市で女児が置き去りにされ死亡した事件を受け、野洲市が村田製作所に製品開発を頼んだという。
