西九州新幹線「未整備区間」巡り国が4者協議を提案…佐賀県・長崎県・JR九州と

AI要約

西九州新幹線の未整備区間を巡る国交省と地元の協議に関する情報が明らかになった。

武雄温泉駅から九州新幹線までの未整備区間で4者協議が提案されたが、実現の可否は不透明。

山口知事や長崎県知事、JR九州社長らが意見交換を行い、国を交えた協議の必要性を訴えていた。

 西九州新幹線の武雄温泉駅(佐賀県武雄市)から九州新幹線までの「未整備区間」を巡り、国土交通省鉄道局の村田茂樹局長が、佐賀県の山口祥義知事に対し、国交省と長崎県、JR九州との4者での協議を提案したことがわかった。

 佐賀県や同省によると、山口知事は5月30日、政策提案の一環で東京の関係省庁を訪問。国交省で村田局長と面会した際、局長が4者による協議を提案した。

 山口知事はこれまで、地元での合意形成を図ったうえで進めるべきだとの考えを示しており、この日も「原点は地元での合意だ」との趣旨の発言をしたという。このため、4者協議が早期に実現するかは不透明だ。

 未整備区間を巡っては、山口知事、長崎県の大石賢吾知事、JR九州の古宮洋二社長が、5月13日に福岡市内で初めて会談。意見交換の中で、大石知事と古宮社長が、国を交えた協議の必要性を訴えていた。