東京の新名物「和スイーツ」を味わうドライブ旅へ! レクサス初のBEV専用車「RZ」で検証!! 街乗りが快適になる「最新施設とサービス」とは

AI要約

 レクサスの新しい電気自動車「RZ300e」は、前輪駆動仕様であり、100ps以上の出力ダウンにも関わらず滑らかな走りを実現している。

 街中でも気楽に運転できる距離性能と充電容量を持ち、モーターのスムーズな加速が一層快適なドライブを可能にしている。

 「RZ300e」は現代のモーター駆動車の進化を象徴し、街乗り環境において優れたパフォーマンスを発揮している。

東京の新名物「和スイーツ」を味わうドライブ旅へ! レクサス初のBEV専用車「RZ」で検証!! 街乗りが快適になる「最新施設とサービス」とは

 レクサス車で初めて、専用ボディを持つBEV(電気自動車)として誕生した「RZ」。従来、「RZ」は高性能な4WD仕様「RZ450e“バージョンL”」のみのラインナップでしたが、そこに先頃、新たな仕様である「RZ300e“バージョンL”」が加わりました。というわけで今回は、新しい「RZ300e」で街乗りドライブを楽しんできました。

 レクサス「RZ300e」は、フロントにのみモーターを搭載する前輪駆動仕様です。従来からある「RZ450e」は前輪と後輪それぞれにモーターを組み込み、トータル最大出力312.9ps(フロントモーター203.9ps+リアモーター109ps)を発生する対し、「RZ300e」はフロントモーターだけとなり、最大出力も203.9psとなります。果たしてこの100ps以上のパワーダウンにより、街乗りにどんな変化が生じるのでしょうか?

 今回の街乗りドライブの目的地は、先頃、東京ミッドタウン日比谷にリニューアルオープンしたレクサスのブランド体験型施設「LEXUS MEETS…」。横浜郊外にある自宅から片道30km強とBEVでも気楽に出かけられる距離にあり、帰路に首都高速湾岸線をとおって高速ドライブを楽しんでも、走行距離は往復90km以下で収まりそうです。

 レクサス「RZ300e」のバッテリー容量は、「RZ450e」と同じ71.4kWh。1充電当たりの航続可能距離はカタログ記載のWLTCモードで530km(20インチタイヤ装着車)と、「RZ450e」の494kmよりも1割ほど伸びています。ただし、気持ちよく飛ばすと電費はストレートに悪化してしまいますから、出かける前に満充電しておく方が気はラクです。

 さてドライブ当日、レクサス「RZ300e」で東京ミッドタウン日比谷を目指します。休日の昼間ということもあって交通量は多めで、特に一般道では交差点のたびに信号による停止と加速を繰り返します。

 こうしたシチュエーションで感心させられたのは、レクサス「RZ300e」のなめらかな走りです。信号が青になって走り出す際は、モーター駆動車ならではのスムーズな加速が印象的です。アクセルペダルを軽く踏み込むだけで、車速がシームレスに伸びていきます。

 レクサス「RZ300e」は「RZ450e」と比べて100ps以上パワーダウンしているものの、アクセルペダルを踏むと同時に266Nmという最大トルクをモーターが発生するため、街乗りレベルでは痛痒など感じません。