米自動車購入、EVよりガソリン車なお選好=KPMG調査
米国人は価格や機能が同じでもガソリン車を選好し、EVやハイブリッド車の需要が低いことが分かった。
消費者は20分以内の充電時間を好むが、自動車メーカーとの意識にはずれがある。
自動運転機能や娯楽コンテンツよりも安全性や充電施設検索機能に支出したい消費者が多い。
[30日 ロイター] - 米国人が自動車を購入する際、価格や機能が同じでもハイブリッド車や電気自動車(EV)よりガソリン車を依然として選好することが、30日公表の大手会計事務所KPMGの調査で分かった。
ガソリン車やハイブリッド車よりもEVを購入するとの回答は、全体の2割にとどまった。
EVの需要は世界的に鈍化しており、フォード、ゼネラル・モーターズ(GM)、メルセデスなどのメーカーはEV計画を見直している。
調査では、ドライブ中の充電時間について消費者の60%が20分以内が好ましいと回答し、メーカー側の意識とずれがあることが示された。
また、安全性、Wi─Fi、充電施設検索機能に比べ、自動運転機能や娯楽コンテンツに支出したい消費者が少ないことも分かった。
この調査は経済と消費者の嗜好変化について、KPMGが全米の成人1100人に実施した。