〔東京株式〕小動き=金利上昇は小休止(30日後場中盤)

AI要約

後場の日経平均株価は小動きで100円程度のレンジ内で推移。金利高を理由にした売りは一段落し、買いも強まらない状況。

後場寄りには前日比で下落幅が縮まり、買いが入る展開。値頃感からの買いが支えとなっている。

前場では日経平均株価が大幅下落し、米国や日本の金利上昇が影響。売り一巡後には買いも入ったが、出来高は増加し、49%の銘柄が値下がりした。

 (14時06分)後場の日経平均株価は100円程度のレンジ内で小動き。2年債入札を経て長期国債先物が下げ渋り、10年債の利回り上昇もいったん止まっており、「金利高を理由にした売りはひとまず落ち着いた」(国内証券)という。ただ、金利の先高感が消えない中で買いも強まらない。

 (後場寄り)後場の日経平均株価は前日比498円20銭安の3万8058円67銭と、前引けに比べて少し下げ幅を縮めて始まった。前場の急落による値頃感などから買いが入っている。

 (前引け)【プライム】日経平均株価の午前の終値は前日比582円40銭安の3万7974円47銭と大幅下落。東証株価指数(TOPIX)も20.01ポイント安の2721.61と続落した。米国や日本の金利上昇が投資家心理を冷やし、損失回避の先物売りなども加わって下げ幅が大きくなったが、売り一巡後は買いも入った。

 49%の銘柄が値下がりし、47%が値上がりした。出来高は8億3330万株、売買代金は2兆1090億円。

 業種別株価指数(33業種)は鉱業、卸売業、非鉄金属、電気機器などが下落。上昇はパルプ・紙、倉庫・運輸関連業など。

 【スタンダード】スタンダードTOP20は小幅高。出来高2億3563万株。

 【グロース】グロース250は小幅続落。グロースCoreは小反発。

 (10時05分)日経平均株価は一時900円超下落するなど、下げ幅を広げている。「日米ともに金利上昇の向かい風を受けている」(大手証券)といい、投資家のリスク回避姿勢が強まった。節目の3万8000円を下回ったことで、損失回避の先物売りも加速した。

 (寄り付き)日経平均株価は、前営業日比444円10銭安の3万8112円77銭と下落して始まった。前日の米主要株価指数がそろって値下がりしたことを受け、売りが先行している。