〔東京株式〕大幅下落=金利上昇が心理冷やす(30日前場)☆差替

AI要約

日経平均株価は前日比582円40銭安の3万7974円47銭と大幅下落し、米国や日本の金利上昇が影響して投資家心理が冷える中、売り一巡後に買いも入った。

業種別株価指数では鉱業や卸売業が下落し、値上がりした業種はパルプ・紙や倉庫・運輸関連業などとなっている。

日経平均株価は節目の3万8000円を下回り、投資家のリスク回避姿勢が強まる中、損失回避の先物売りが加速するなど、下げ幅を広げている。

 (前引け)【プライム】日経平均株価の午前の終値は前日比582円40銭安の3万7974円47銭と大幅下落。東証株価指数(TOPIX)も20.01ポイント安の2721.61と続落した。米国や日本の金利上昇が投資家心理を冷やし、損失回避の先物売りなども加わって下げ幅が大きくなったが、売り一巡後は買いも入った。

 49%の銘柄が値下がりし、47%が値上がりした。出来高は8億3330万株、売買代金は2兆1090億円。

 業種別株価指数(33業種)は鉱業、卸売業、非鉄金属、電気機器などが下落。上昇はパルプ・紙、倉庫・運輸関連業など。

 【スタンダード】スタンダードTOP20は小幅高。出来高2億3563万株。

 【グロース】グロース250は小幅続落。グロースCoreは小反発。

 (10時05分)日経平均株価は一時900円超下落するなど、下げ幅を広げている。「日米ともに金利上昇の向かい風を受けている」(大手証券)といい、投資家のリスク回避姿勢が強まった。節目の3万8000円を下回ったことで、損失回避の先物売りも加速した。

 (寄り付き)日経平均株価は、前営業日比444円10銭安の3万8112円77銭と下落して始まった。前日の米主要株価指数がそろって値下がりしたことを受け、売りが先行している。