カタール航空、衛星通信Starlinkで無料WiFi 年内に777導入

AI要約

カタール航空がスペースXのStarlinkによる機内インターネット接続サービスを導入することを発表。

スターリンクは高速で低遅延の500Mbps通信を提供し、ビデオストリーミングやオンラインゲームなどのネット利用が可能。

カタール航空は中東・北アフリカ地域の主要航空会社として初めてスターリンクを導入する。

カタール航空、衛星通信Starlinkで無料WiFi 年内に777導入

 カタール航空(QTR/QR)は現地時間5月29日、米スペースXが提供する衛星通信「Starlink(スターリンク)」による無料の機内インターネット接続サービスを導入すると発表した。今年の第4四半期までにボーイング777-300ER型機3機へ初導入し、今後2年間で全機材への順次拡大を計画している。

 カタールによると、スターリンクによるネット接続サービスは通信速度が最大500Mbpsで、高速で低遅延のネットワークを「ワンクリック・アクセス」の簡単な操作で利用できるという。ビデオストリーミングやオンラインゲーム、ウェブブラウズなど、さまざまなネット利用を想定している。

 カタールはスターリンクと提携する最大の航空会社となり、中東・北アフリカ地域の主要航空会社では初めてスターリンクを導入する。

 カタールが自社で運航する日本路線はドーハ-成田線と関西線の2路線。同じ航空連合「ワンワールド・アライアンス」に加盟する日本航空(JAL/JL、9201)が、羽田-ドーハ線を今年3月31日に開設したことで自社の羽田線は運休し、JALとコードシェアを実施している。