DBS、香港プライベートバンカー25%増員-中国・台湾から資金流入

AI要約

シンガポール最大の銀行、DBSグループ・ホールディングスが、香港でプライベートバンカー増員を進めている。

中国本土や台湾からの資金の引き付けが増加しており、中国本土からの顧客獲得数は1200に達する。

DBSは香港で規模を拡大し、プライベートバンキング事業に注力している。

(ブルームバーグ): シンガポール最大の銀行、DBSグループ・ホールディングスは、香港でプライベートバンカーを増員している。同行は香港で中国本土や台湾から一段と資金を引き付けていると、北アジア事業責任者セバスチャン・パレデス氏が述べた。

パレデス氏はブルームバーグテレビジョンのインタビューで、今年に入り中国本土から獲得した顧客は1200近いと語った。また、ここ1年間に台湾から「かなりの」資金が流入していると詳細を明らかにせずに語った。

同行の中国部門の会長でもあるパレデス氏は「われわれは人材採用を続けている」とし、「例えば今年は、プライベートバンキング事業だけで人員を25%余り拡大している」と指摘した。

より老舗の国際銀行の一部が香港で規模を縮小する中で、DBSは進出している。アジアン・プライベート・バンカーによると、DBSは昨年にクレディ・スイスに代わり、中国本土を除くアジアで3位のプライベートバンクとなり、運用資産は約2010億ドル(約31兆5800億円)に達した。また、2023年のリレーションシップマネジャーの総数は前年比12%増の730人と、HSBCを上回った。

原題:DBS Expands HK Private Banking Headcount by 25% on Better Flows(抜粋)

(c)2024 Bloomberg L.P.