年収500万円、そろそろ家が欲しいのですが「マンション」より「戸建て」のほうがいいですか? 管理費などで「月3万円」かかるなら戸建てにすべきでしょうか? 妻と子どもの3人家族です

AI要約

マンションと戸建ての購入を検討する際のメリット・デメリットを解説

マンションは立地が良く、資産価値が保たれやすいが維持費がかかる

戸建ては自由度が高いが資産価値が下がりやすく、管理が煩雑

年収500万円、そろそろ家が欲しいのですが「マンション」より「戸建て」のほうがいいですか? 管理費などで「月3万円」かかるなら戸建てにすべきでしょうか? 妻と子どもの3人家族です

「3人家族で今の家では少し狭い」「貯蓄もあるしそろそろ家を買おうか」と考えている人もいるでしょう。家の購入時、初めに決めなければいけないのは「戸建てとマンションのどちらにすべきか」です。

本記事では「年収500万円」「子どものいる3人家族」の場合、家をどのように購入すべきか、マンション、戸建てのメリット・デメリットを踏まえて解説します。家の購入を考えている人は、参考にしてください。

マンションのメリットとデメリットは、図表1のとおりです。

図表1

筆者作成

マンションは立地がよく、駅やショッピングセンター、コンビニなどが徒歩数分圏内にあるケースが多いです。また、マンションは鉄筋コンクリート製のものが多いです。

鉄筋コンクリートの建物の法定耐用年数は47年と、木造戸建ての耐用年数22年よりも長く、資産価値が落ちにくいといえます。部屋の修繕や共用スペースの管理は管理会社がしてくれるため、工事依頼の電話や除雪など、面倒な作業も必要ありません。

一方、修繕積立金や管理費を毎月支払う必要があり、維持費がかかります。例えば、毎月3万円の修繕積立金を支払う場合は年間で36万円かかります。戸建ての固定資産税よりも高い可能性があるでしょう。

また、資産価値が落ちにくい分需要が多く、価格が戸建てよりも高くなる傾向にあります。購入時は予算設定が重要です。上下階や隣に住む人の騒音にも注意が必要です。子どもがいる場合は、自身の部屋の騒音にも気を使わなければなりません。

戸建てのメリットとデメリットは、図表2のとおりです。

図表2

筆者作成

戸建ては土地・建物どちらも自分の資産となるため、ペットを飼ったり菜園をつくったりと自由なライフスタイルを楽しめます。隣接する家への騒音もあまり気にする必要がなく、音楽演奏なども楽しめるでしょう。購入後は自分たちでリフォームができるため、外壁の色や庭の整備なども自分好みにつくり変えられます。

しかし、資産価値がマンションよりも下がりやすく、売却時に利益を得られる可能性は低いです。また、購入する土地の場所によっては「スーパーまで車を使わなければいけない」「周囲にお店がない」というように、今住んでいる場所よりも立地が悪くなる場合があります。

加えて、自宅や周辺土地の管理は自分でしなければなりません。除雪や災害対策、セキュリティ対策などはすべて自分でする必要があり、手間や費用がかかります。