道路舗装大手NIPPO、再生材混入は新たに12件 斉藤国交相「適切な対応を」

AI要約

道路舗装大手NIPPO(ニッポ、東京)が国道工事などで設計とは異なる再生材料を混ぜたアスファルトを使用した問題が発覚。

調査の結果、新たに12件の工事で混入が確認され、これまでの合計は33件。一部の工事については調査中。

国土交通省に報告され、国交相は適切な対応を促しており、同社に追加調査を指示。

 道路舗装大手NIPPO(ニッポ、東京)が国道工事などで設計とは異なる再生材料を混ぜたアスファルトを使用した問題で、同社は24日までに、新たに12件の工事で混入を確認したと発表した。

 これにより、2022年度以降に引き渡した工事を中心に調査対象とした184件のうち、混入していたのは33件となった。このほかデータが確認できなかった工事が15件、調査結果が出ていない工事が28件あった。

 同社は調査結果を国土交通省などに報告。斉藤鉄夫国交相は24日の閣議後記者会見で、「報告内容を精査するとともに、引き続き適切な対応を求める」と述べ、同社に対し追加調査を行うよう指示したと明らかにした。