損保4社、顧客情報漏えい 代理店がメール誤送信
東京海上日動火災保険など損害保険大手4社は、自動車保険の契約者情報が漏えいしていたことを発表した。
保険代理店が顧客リストを送る際に、大手損保4社のアドレスが含まれていたことが原因とされている。
漏えいの疑いのある代理店は合計833店舗で、現時点では情報の悪用は確認されていないとしている。
東京海上日動火災保険など損害保険大手4社は23日、自動車保険の契約者情報が互いに漏えいしていたと発表した。
保険代理店の自動車ディーラーなどが契約満了時期をはじめとする保険契約の情報を共有するため、各店舗に顧客リストを送るメールの宛先に大手損保4社のアドレスが含まれていた。
メールでやりとりされた情報には、保険加入者の氏名や証券番号などが記載されていた。情報漏えいの疑いがある代理店の数は、東京海上日動が238店。このほか、損害保険ジャパンは268店、三井住友海上火災保険が151店、あいおいニッセイ同和損害保険が176店に上る。
詳細は調査中だが、各社とも情報が悪用されたケースは現時点で確認されていないと説明している。