東京海上、保険加入者情報漏えい 競合他社に、損保ジャパンも

AI要約

東京海上日動火災保険と損害保険ジャパンが自動車保険加入者の情報漏えいを発表した。

情報漏えいは、保険代理店が競合他社に加入者情報を含むメールを誤って送信していたことが原因である。

現時点では情報の不正使用は確認されておらず、漏えいがあった代理店に対する調査が進められている。

 東京海上日動火災保険は23日、自動車保険加入者の氏名や契約情報などを競合他社に漏えいしていたと発表した。加入者の情報を含むメールを保険代理店に送る際、宛先の設定で競合他社の担当者を含めていた。代理店は238店に上る。現時点で情報の不正使用は確認されていないとしている。損害保険ジャパンも、一部の代理店によるメール送信で同様の漏えいがあったと発表した。

 東京海上では、代理店が自動車販売店にある拠点などに送るメールで、損保各社の担当者を宛先に設定したケースもあった。4月に社内で漏えいの申告を受け、調査していた。