「ライドシェア」福岡市などで順次スタート…国土交通省が41事業者に台数配分を通知

AI要約

国土交通省は日本版ライドシェアの福岡市での開始に向け、41のタクシー事業者に運行可能な台数を通知し、運行開始に向けた準備が進められている。

福岡交通圏では260台の不足があり、夕方から夜間の時間帯を中心に毎日運行が可能。

運行希望が多かったため、各事業者に運行台数が割り振られ、運転手の研修や車両点検などを行って運行が開始される予定。

 国土交通省は22日、タクシーが不足する時間帯に個人が自家用車を使って有償で人を運ぶ「日本版ライドシェア」の福岡市や周辺での開始に向け、運行を希望する41のタクシー事業者に運行可能な台数を通知したと明らかにした。通知を受けた事業者は同省に運行の許可申請を行い、同省の許可を受けた事業者が今月下旬以降、順次、運行を開始する見通しだ。

 日本版ライドシェアは、タクシーの配車アプリのデータなどを基に、タクシーが不足しているとされた地域で運行が認められる。九州では唯一、福岡市や太宰府市などの「福岡交通圏」で最大520台が足りないとされ、半分の260台を上限に夕方から夜間の時間帯を中心に毎日運行できる。

 国交省が今月実施した調査では、福岡交通圏の95事業者のうち41事業者が運行の意向を示していた。運行希望台数が上限を超えていたため、同省は、希望があった台数の比率で各事業者に運行台数を割り振った。

 同省の許可を受けた事業者は、運転手の研修や車両の点検などを行って運行を開始する見込みだ。