〔米株式〕ダウ反落、201ドル安=エヌビディア決算待ち(22日)☆差替
22日のニューヨーク株式相場は、エヌビディアの決算発表を前に反落しました。
エヌビディアの決算に対する期待やインフレリスクへの意識が市場に影響を与えました。
個別銘柄の動きでは、ダウが下落し、一部の企業が上昇しました。
【ニューヨーク時事】22日のニューヨーク株式相場は、米半導体大手エヌビディアの決算発表を取引時間終了後に控える中、反落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比201.95ドル安の3万9671.04ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は31.08ポイント安の1万6801.54で引けた。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比3904万株増の8億7388万株。
人工知能(AI)開発に使われる半導体で圧倒的なシェアを持つエヌビディアの決算に対し、市場参加者は「事前予想を上回るだろう」(日系証券)と期待。この日は取引時間を通じて持ち高調整の売りが先行した。
米連邦準備制度理事会(FRB)が同日公表した前回の金融政策決定会合の議事要旨では、インフレリスクが浮上すれば追加利上げする意向の参加者が数人いたことが明らかになった。市場で利上げの可能性がやや意識され、終盤にかけダウ平均は下げ幅を広げた。
ダウ平均の個別銘柄ではダウが2.2%安、アムジェンとゴールドマン・サックス、ホーム・デポがいずれも1.7%安、スリーエムが1.6%安、シェブロンが1.5%安。一方、ジョンソン・エンド・ジョンソンが1.5%高、シスコシステムズが1.0%高。