「きもの鈴乃屋」の旧運営会社（株）平河［東京］が破産申請
AI要約
（株）平河（旧：（株）鈴乃屋、台東区）は5月21日、東京地裁に破産を申請した。
負債総額は債権者310名に対して約34億円。
1947年創業の老舗呉服専門店である（株）平河は経営破綻し、新会社の（株）鈴乃屋へ事業を承継した。
（株）平河（旧：（株）鈴乃屋、台東区）は5月21日、東京地裁に破産を申請した。
負債総額は債権者310名に対して約34億円。
1947年創業の老舗呉服専門店。呉服店「きもの鈴乃屋」を全国に出店し、着物のレンタルや着付け教室なども展開していた。大河ドラマなどの衣装考証にも携わり、知名度の上昇などから1990年3月期には売上高約680億円をあげていた。
しかし、その後は着物需要の落ち込みなどから販売が低迷し、不採算店の閉鎖などを進め、事業を順次縮小。2017年3月期には売上高が約85億円まで減少し、赤字計上から財務内容が後退していた。近年は「新型コロナウイルス」感染拡大による卒業式や入学式の中止の影響もあり、業績がさらに悪化。この間、スポンサー選定などにより事業再建を目指していた。
2024年4月25日、新設分割して設立した新会社の（株）鈴乃屋（世田谷区）に事業を承継し同日、当社は商号を平河に変更し、今回の措置となった。
※（株）平河（旧：（株）鈴乃屋、TSR企業コード:290095573、法人番号:3010501006293、台東区上野1－20－11、設立1950（昭和25）年6月22日、資本金5000万円）
※（株）鈴乃屋（法人番号:9010901055182、世田谷区）
