AIサミット、世界16企業が安全な開発を約束 英韓共催で開幕
16社の世界的な人工知能(AI)企業が、AIの開発におけるリスク管理と安全性を約束した。
これにはグーグルやオープンAIなどが含まれており、安全性の枠組みを公開し、ガバナンスと透明性を確保することを約束している。
韓国では大統領もAIの安全性を強調し、企業のコミットメントを歓迎しつつも、規制も必要と指摘している。
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Joyce Lee
[ソウル 21日 ロイター] - 人工知能(AI)開発で先行する世界の16企業は21日、英韓共催の第2回AIサミットに合わせ、リスクを管理し、安全に開発を進めると約束した。
16社には米アルファベット傘下のグーグルや「チャットGPT」を手がける米オープンAIのほか、中国アリババが出資する智譜AI、アラブ首長国連邦(UAE)の技術イノベーション研究所(TII)、韓国サムスン電子などが含まれた。
リスクを測定する安全性の枠組みを公開し、リスクが十分に軽減できないAIモデルを避け、ガバナンス(統治)と透明性を確保すると約束した。
サミットでは主要7カ国(G7)や欧州連合(EU)、シンガポール、オーストラリア、韓国がオンライン会合で宣言をまとめ、企業の取り組みを後押しした。韓国大統領府によると、参加国はAIの安全性やイノベーション、包括性を優先する考えで一致した。
韓国の尹錫悦大統領はディープフェイクなどのリスクに触れ「健全で民主的な社会を守るためにAIの安全性を確保する必要がある」と強調した。
「AIのゴッドファーザー」として知られるヨシュア・ベンジオ氏は企業のコミットメントを歓迎しつつも、規制も必要と指摘した。
22日は対面で閣僚級会合が開かれる予定で、中国も参加する見通し。