九州・沖縄の百貨店販売額4881億円、3年連続プラス…訪日客回復・高級品の売れ行き好調

AI要約

九州・沖縄の2023年度の百貨店販売額が前年比9.2%増の4881億円で、3年連続のプラス成長だった。訪日客の回復や高級ブランド品の売れ行きが好調で全国平均を上回った。

品目別では衣類やその他の高額品の売り上げが2桁の伸びを記録し、飲食料品も堅調だった。スーパーの販売額も5.6%増加した。

コロナ禍で苦しんでいた九州・沖縄の小売業界が回復し、2023年は好調な成績を収めたことが報告されている。

 九州経済産業局が発表した九州・沖縄の2023年度の百貨店販売額(17店)は前年度比9・2%増の4881億円で、3年連続のプラスだった。コロナ禍で落ち込んでいた訪日客の回復が進み、高級ブランド品の売れ行きが好調だった。伸び率は全国(7・3%)を上回った。

 品目別では、主力の衣料品が12・1%増の2282億円で、化粧品や高額品を含む「その他」も10・1%増の1405億円となり、ともに2桁の伸びだった。飲食料品も、土産物需要が回復したことなどから3・3%増の1194億円と堅調だった。

 スーパー(496店)の販売額は5・6%増の1兆2457億円だった。