米外食大手「レッドロブスター」が破産申請…負債総額は最大1兆6000億円

AI要約

外食大手レッドロブスターが米国で破産法の適用を申請。負債総額は最大100億ドルに上る。再建を目指す。

物価高や人件費の上昇などが業績を悪化させた背景を持つ。店舗閉鎖や事業売却を通じて経営再建を進める。

日本の事業会社は破綻の影響を受けないとしている。

 【ニューヨーク=小林泰裕】米外食大手のレッドロブスターは19日、日本の民事再生法にあたる米連邦破産法第11章の適用をフロリダ州の連邦破産裁判所に申請したと発表した。負債総額は最大100億ドル(約1兆6000億円)に上る。物価高を背景に客が減少し、人件費の上昇も業績を悪化させた。

 店舗閉鎖や金融機関への事業売却を通じて、営業を続けながら経営再建を目指すという。「財務上の課題に対処し、再び成長に焦点を当てられるようになる」との声明を出した。レッドロブスターは1968年に設立した。米メディアによると約600店を展開しているという。

 日本の事業会社は、米国とは経営母体が別だとして、経営破綻の影響は受けないとしている。