〔東京外為〕ドル、155円台後半=株伸び悩みで軟化(20日午後3時)

AI要約

20日午後の東京外国為替市場では、ドルの対円相場が日経平均株価の影響で155円台後半で軟化しました。

長期金利の動向や日経平均株価の変動により、ドル円相場はじり高や調整売りによる軟化を繰り返しました。

今後は新たな材料が乏しいため、155円台後半を中心としたボックス相場が続く見込みです。

 20日午後の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、日経平均株価の伸び悩みを受けて、1ドル=155円台後半で軟化した。午後3時現在は、155円70~70銭と前日(午後5時、155円82~82銭)比12銭のドル安・円高。

 午前は、五・十日に伴う国内輸入企業の買いや日経平均株価の大幅高を受けてじり高となり、155円90銭台へ水準を切り上げた。その後は、長期金利が11年ぶりの高水準を付けると伸び悩み、155円70銭台に軟化した。

 午後は、日経平均の上げ幅縮小を眺めた調整売りに押され、155円60銭台に緩んだ。

 ドル円は、手掛かり材料が乏しく、調整主体の値動きにとどまっている。この後も、新規の材料は見当たらないほか、米国時間に予定されるFRB高官の発言を待ちたいとのムードが強く、155円台後半を中心としたボックス相場が継続するもよう。

 ユーロは対円、対ドルでともに小動き。午後3時現在は、1ユーロ=169円40~41銭(前日午後5時、169円20~21銭)、対ドルでは1.0879~0879ドル(同1.0858~0859ドル)。